17歳 男子 高校球児 キャッチャー
試合前から右ふくらはぎからアキレス腱にかけて少し違和感がある。
試合中、だんだんと痛みがではじめ、6回を過ぎた頃にはしゃがむことが困難で、びっこを引いてなんとかベンチに戻ってくる。
自軍攻撃中に施術をおこなう。
ちょうど打線も下位だったので時間はとれないなと予想しながら問診、触診、施術へ。
数分後…
痛かった動作をする。足首を動かす、まわす、しゃがむ等々。
「痛くないっす」
「ジャンプしてみて」
「大丈夫ッス!!え??いま何したんですか??」と驚きの反応。
総本部で創始者山田洋先生の施術を日々見学し、劇的になおるのが習慣となり、当たり前となりつつあった時期だったため、当たり前のように感じる自分がいま思うとこわい。
よく注意される。なおることが当たり前にならないようにと。
それは受手に伝わり、その感動が薄れてしまう。
結果がでるのは当然うれしい。さっきまで??だった顔が笑顔になるのだから。
まぁ、この子のようになにをやったんですか??とハテナは残ったままが多いけども。
なおれば本人も自分もうれしいことに変わりはない。
話を戻して、案の定攻撃はすぐに終わり…守備につく。
どきどきしながら見ていると、動きがいい。
久々に盗塁を刺し、監督コーチ陣もご満悦。
キャプテンとしてチームを引っ張っている彼。
3年間の集大成の大会も間近に迫ってきている。
悔いの残らないよう、全力で楽しんでほしい。
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