中学2年生 男子 バスケットボール部
3日前の練習試合中にリバウンドを取って着地した時に左足首を傷める。
内側に捻ったとの事。
傷めた場所は外くるぶしの上5cmの範囲。
腓骨に沿って痛みがある。
腓骨のやや後方も痛みがある。
押さえても痛い。
少し腫れぼったい感じ。
この場所が痛いケースの捻挫?は初めてだった。
公式戦が12/9(1週間後)にある。
出来れば間に合わせたい。
初回の来院は12/2。
歩行痛があり、足首は外反以外で痛み。
歩行は着地の時と踵が浮いた時とで痛み。
まずは押さえての痛みを取るように施術。
施術を進めていくと内反、底屈、背屈の痛みが取れてきた。
痛みの出る場所を○○しておくと痛くないので、その部分が傷んでいるのだろう。
歩いてもらう。
「まぁ大丈夫です。」
歩行の痛みがある程度無くなったので駆け足をさせる。
「結構痛いです…。」
これ以上は無理かなと思ったので今日は終了。
2回目の施術(12/4)。
見た感じ歩行がスムーズになっている。
「歩くとまだちょっと痛いです。」
痛いけど歩くのは苦痛では無いぐらい。
駆け足をするとちょっと痛い程度。
今日でもう完璧に出来るんじゃないかなーと思いながら施術。
歩行と駆け足が大丈夫になったのでジャンプをさせてみる。
「痛いです。」
何度かジャンプをしていたので、「最初のジャンプは?」と聞くと、「あまり痛くなかったです。」との事。
何度か跳んでいるとまた組織が傷んでくるんだなと思った。
しかし着地が痛いのかと思ったが、聞いてみると跳ぶ前が痛いそう。
着地はそれほどでもない。
跳ぶ前に少ししゃがむと痛みがある。
という事はジャンプの痛みでは無いようだ。
しゃがもうとするとくるぶし上が痛くて曲げられない。
膝の角度が90度ぐらいで痛みが出る。
これは脛骨のズレを防ぐと痛いながらしゃがめるようになった。
そして膝の捻れも解消すると大丈夫に。
その後はとにかく組織が正常になるように時間を掛けて施術。
これでジャンプもまずまず。
「今は試合に出れそうなぐらいの痛み?」
「何とか…。」
今日はここまで。
今後の見解を話して終了。
「3日後ぐらいが良いんじゃないですかね。」(明日・明後日は無理なようでした)
別に毎日施術を受けても問題はありません。
その方が改善は早いです。
「様子を見てまた連絡させて頂きます。」
どうか間に合えば良いのだが。
そして来院するかなー?と思っていたのですが(12/7)3日後来院。
日常生活に問題は無いよう。
驚いたのは今日練習に参加していたという事。
しかも最後までやり遂げた。
「痛みはあったけど出来ました。」
昨日も少しだけ練習に参加したらしい。
昨日と今日は安静にするように伝えてはいたのだが、どうしても練習したかったのだろう。
それにしても捻挫してから6日目で練習に復帰出来ているのだから凄い事である。(捻挫は回復までに普通は2~3週間掛かります)
場合によっては1回の施術だけで走れたりもするんですよ^^。
彼の初回の状態を見れば軽症では無かったのだが、よくここまで改善したなと思う。
この調子だと9日の公式戦には間に合うはずだ。
どうにか今日で完璧にしたい。
さて施術。
押さえての痛みは少しだけある。
まずはそれを取るように施術。
そして傷んでいる組織を修復。
ジャンプをさせてみる。
「少し痛いです。」
前回同様ジャンプの直前に痛みが出る。
ジャンプした時や着地の時は大丈夫。
しゃがんでもらう。
あれ?しゃがめない…。
前回の施術でしゃがめるようになっていたが逆戻りしている。
前回同様ズレを止めたまましゃがむと痛みは出ない。
手でズレを止めていないと少し痛みが出る。
今回は入念に下肢の緊張を取っていく。 すると…。
「今痛く無いです。」
動きがかなりスムーズになった。
前回の施術後よりも良い感じ。
私「さっきと全然違うでしょ?」
お母様「そうですねー。」
前回の施術は一時しのぎだったようだ。(その場でズレを止めただけ)
しっかり緊張を取っておかないと戻ってしまう。
私の手応えとしてはこれでいけそうな気がした。
最終的にジャンプは無痛の状態で終えた。
「多分これで大丈夫と思いますが、おかしいようでしたらどうぞ。」
「分かりました。」
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